同期で入社した仲間が『松石農園』に

百聞は一見にしかず

 同期で入社した仲間が全員会社での定年を迎えた2003年の10月10日に元の工場があった川崎市で第1回の同期会を開催しました。爾来今回仲間が集まったのは10回目の記念すべき大会でした。

この間「松石農園」は松石さんの紹介や物品の差し入れで、判ったような気でおりましたが、今回農園を見せてもらい、今までの農園主の苦労が鮮明に焼き付けられました。

 果樹園の見学、収穫の体験をさせていただいた後、前日に採り、冷やされたみずみずしく、美味しいブドウをたっぷり賞味させていただきました。また、自分で採ったブドウ・黄金桃・梨をお土産に頂きました。

この後、近くの大正庵でママさんの心づくしの昼ごはんをいただき、中締めとし、時間が許されるものだけが、鵜飼谷温泉で汗を流し、さらに赤磐市の本宅にもお邪魔して最後の議論を行いました。

松石農園の果樹園見学とぶどうの見分け方を教わり、収穫体験をしました。

黄金桃の収穫をしています。

ピニョーネ、安芸、ベリーA 事前に冷やしてあり、いずれも格別の味でした。

大正庵にてママさん心づくしの岡山の味を仲間と松石夫人を交え、いただきました。

日本の農業は?

 前日来仲間と議論してきた農業問題です。

6次産業化論

 仲間の一人が~日本農業の問題解決と六次産業の展開~なる論文と実践事例を提供してくれ、事前に参加者に配布しておきました。内容的には

農林漁業・農山漁村には豊富な資源が存在するが、平成21年の第1次産業の生産額は11.3兆円。しかし1次産業と2次産業(関連製造業)と3次産業(流通・飲食・サービス)を含めたアグリビジネスの生産額は95.3兆円で国内生産額876兆円の11%の巨大な産業だが、1次産業のシェアは年々低下。6次産業化はこれを逆転し2、3次の売り上げに占める素材産業としての1次の割合を挙げる。この実現は如何に?また、農業の立場は?

農業の大勢としての弱化・劣化・下請け化

 農業問題は、主たる担い手の家族経営の強さでもあり、弱さでもあるが、家族労働を低く評価することで価格低下への対抗(財政による所得補償政策の一般化)。また、農地獲得競争による大規模化メリットの地代化・高地価化・資本蓄積不足。零細分散錯圃による早期のスケールデメリット(構造政策)。また規模の経済による食品加工業の輸入原料依存や販売業での大規模経営下では農業のバーゲニングパワーは弱化(農協の系統集荷は多くが卸売市場の需給調整に依存)。

6次化の形態と主体・担い手は誰かを提起している。

日本政府の動向

  • 農業改革
  • TPP推進
  • 地方活性化

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コメント: 1
  • #1

    matsuishi-farm (水曜日, 17 9月 2014 09:30)

     今川弘道さんからメールで次のような感想が寄せられました。
    このインパルスは、小生の今までの思考を超えており、改めてこれは
    何なのだと、次の様に思っております。
     1. 瀬戸内海は美しいですね。そこに、1兆円で橋を架けるとは、
      これを超えるものをこれから作り出すのは大変ですね。
     2. 深く明るいブルーの空と、素晴らしい赤い光の夕日は、心を     呼び起こす岡山の誇りでしょうね。周りが凄いと、和気などの
      人々はもっと凄いものを打ち出さないと目立たないかもしれません
      ね。世界に発信する、「モモタロウマン」でも作り、「わけない
      (出来るの意味)」と「わけあり(意味あり)」と唱えて活躍して
      もらう発想が要るかもしれません。
     3. 松石さんの農園は実際に見て汗と魂を感じた次第です。やはり、
      作っている人や農園が見えるように出来ないものか、改めて      思います。食べながら、思わず「おいしい」と言ってしまうと、
      舌が覚えて、食べたくなると言われてます。