プロフィール

農園主は異色の経歴

 私は大学の理学部を出て、大手電機メーカーでコンピュータの心臓にあたるハードデスクの設計・開発に従事しておりました。定年後は東京近郊に住居を構え、家内と世界あるいは・国内の見知らぬ土地を旅行する夢を描いておりました。

 ところが定年を間近に控えた1996年、実家を継いで農業をしていた兄が事故で突然亡くなり、親思いだった私は急きょ出身地の岡山に戻り、今まで全く農業と無縁だった家内を説得し、農業を継ぐ一大決心をしました。

 農家の仕事は休むことができません。米作りの農作業の合間を縫って、岡山の農業大学校に入学し、コメや野菜作り最新の農機具の情報と取り扱いを基本に立ち返り学びました。また、農業経営についても息子ほどの若い仲間たちと議論しました。

 その中で米作りだけではなく、野菜や果樹栽培に興味が湧き、ゼロから果樹栽培を始めることにしました。

農地改良

 米作中心の農業から果樹に切り替えるにあたって、水はけのよい肥沃な土に変える第一歩として、水田に山土の盛り土を行いました。そのとき地域の長老から「松石の息子は何を血迷っているのか」とあざ笑われました。でも私はくじけませんでした。その後、農業大学校で得た知識を実践していき、肥料っ気のない土を有機肥料で改良し、桃とぶどうの育苗を開始し、3年後に初めて収穫にこぎつけることができました。

経歴

  1998年  大手電機メーカー退職
  2001年  松石農園設立
  2003年  和気町農業委員就任
  2007年  和気農業協同組合常務理事就任
  2008年  岡山東農業協同組合常務理事就任
  2009年       同上      退任
  2011年  日笠下区長就任
  2013年  和気町農業委員退任
  2015年  日笠下区長退任

    

     現在に至る

 

ご挨拶

 瀬戸内の気候は降水量1mm未満の日が日本で一番多い「晴れの国」と言われています。この太陽の恵みを受けて、松石農園では”安全で美味しい自然の味”をモットーにいろいろな工夫を重ねています。

 ミルキークイーンを超える美味しいお米『姫ごのみ』は胚芽を残す精米法でお米の栄養分がしっかりついた状態で提供させて頂いています。地元、県内外に多くのこのお米のファンがおられます。

 外国産が多いレーズンの中で国産の美味しい干しぶどうの研究開発に数年前から挑戦してきました。添加物なしの大粒ニューピオーネの濃密な美味しい干しぶどうを提供できるようになりました。 ゴールデンピーチ(黄金桃)の干し桃に加えて甘くておいしい自然の味のシャインマスカットおよび安芸クィーンの干しブドウも新しくメニューに加えました。

 

 松石農園の農産物・加工品は心から食べる人の安心・安全を考え農家の美味しく実った喜びの気持ちと収穫のおすそ分けの気持ちを乗せた贈り物です。

 是非手に取り、自然の美味しさ、ありがたみ、そして農園が誇る味の良さ、深さを味わってみてください。                   

                               2023.7.20         

                    松石農園代表 松石宏己

松石農園の航空写真

松石家の全景訂.docx
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